人間関係の距離感がわからないあなたへ~心地よい繋がりを築く方法~

こんにちは。カウンセラーの美喜子です。

あなたは、人間関係の中で、人との距離感って考えたことありますか?
わたしは、いつも近すぎて相手も、自分も苦しくなるパターンか、すぐ疎遠になってしまうパターンかあまり人との距離感がいいことを保てなくて、悩んでいた時期がありました。周りはできるのに、自分だけどうしてうまくいかないのかわかりませんでした。どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?また、これが理解できると、アダルトチルドレンの克服にもつながります。

アダルトチルドレンの方が人間関係の距離感で悩む理由は、幼少期の家庭環境に大きく影響しています。

1.親の過干渉や無関心だった

幼少期に親から過剰に干渉され、自分の考えや行動が否定されてきた場合、他人との距離感がわからなくなることが多いです。親の言う通りにしておけば間違いない。自分の意見なんて持てない。親が、子供の精神的テリトリーをなく、いつも出入りが自由であったため、それが、当たり前です。すると、周りの方にも子供はそのように接し、おせっかいをしてしまう。相手の問題に首を突っ込んでしまうことが起こり、人間関係を壊してしまうのです。

逆に、親が無関心だった場合、どうすれば良いのかが分からず、人とのかかわり方がわからない。相手の気持ちが理解できない。不安が大きいので人と関わらないようにしてしまう傾向にあります。

2.自分の感情を押し殺してしまう

親や周囲の機嫌を取りながらそれに左右されて育った方は、自分の感情や欲求を表現するのが苦手になります。相手との距離感が自然になくなるのです。

3.過去の人間関係の失敗体験

「頑張って気持ちを伝えたり、相手の気持ちを聞いて行動していたのに、ウザイといわれた」「距離を取ったら、相手に冷たい人だと思われた」などの失敗体験があると、それがトラウマとなり、どう距離を取ればいいのかわからなくなります。

人間関係の距離感は、少しずつ練習しながら身に着けていくことができます。以下の3つのステップを試してみてください。

1.自分の感情に気づく

距離感を保つ上で最も大切なことは、自分の感情を知ることです。 まずは、「この人といると安心する」「ちょっと不安になる」のように、自分の感覚を観察してみましょう。
具体的には、

・「この人との会話、今の自分は楽しいと感じている?」
・「相手ともっと話したい?それとも一人で過ごす?」

自分の感情を捉えることで、相手とどれくらいの距離感を保てば心地よいか悪いかが見えてきます。

2. 小さな実験を重ねること

距離感を保つには、少しずつ試してみることが大切です。 一気に大きな変化を目指すのではなく、小さな実験を重ねていきましょう。

例えば、

・職場の同僚にいつも自分から話しかけているなら、次は相手から話しかけられるを待ってみる。
・家族に頼まれごとをされたとき、無理に応じなくても、「今日はちょっと難しいかも」と伝えてみる。

このように、一歩一歩「いつもと違う距離感」を挑戦することで、自分にとって心地よい視野が見えてきます。

3. 相手の反応を観察しながら調整する

距離感は相手によって違うものです。ある人には近づきすぎると負担に感じられてしまう、別の人には少し緩やかな関係を求められることもあります。

・相手が少し緊張している様子なら、少し距離を取る。
・相手が積極的に話しかけてくれるなら、少し話しかけてみる。

「柔軟な対応」を心がけることで、相手との関係がより自然で心地よいものになります。

人間関係の距離感を考えることで、生活にどんな変化が訪れるのでしょうか?

1. ストレスが減る

適切な距離感を保つことで、機嫌を取ったり、行動の先回りをしなくていいので、相手に振​​り回されることが少なくなります。結果自分のストレスが減っていきます。

2.人間関係が楽になる

相手に合わせることがなくなるため、自然体で付き合える関係が増えます。自分が心から安心できる人間関係を築けて、「人と会うのが楽しみ」と思うことができ、疲れるようなことが減ってきます。

3.自己肯定感が高まる

自分の気持ちを大切にしながら距離感を調整できるようになると、「私は私でいいんだ」と感じられる瞬間が増えていきます。その経験を積んでいくことで、自分の自信にもつながります。

人間関係の距離感に悩むことは、悪いことではありません。 それは、「もっと良い関係を望みたい」というあなたの優しさの表れです。

しかし、その優しさが負担にならないように、自分自身を大切にしながら距離感を考えてみてください。その一歩が、あなたの心を軽くし、人との繋がりをより豊かにしてくれます。

それが、アダルトチルドレン自分を乗り越えて、より幸せな人生を送るための大切な一歩になるのです。

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