バレンタインをきっかけに自分を大切にする ~アダルトチルドレン克服への第一歩~

こんにちは。 カウンセラー美喜子です。

バレンタインと聞くと、多くの人が「チョコを渡す日」「愛を伝える日」というイメージを持つかもしれません。恋人や家族、友人にチョコレートを贈ることが一般的ですが、今回はアダルトチルドレン(AC)の視点から、バレンタインを「自分を大切にする日」として捉え直してみませんか?

アダルトチルドレン(AC)とは、幼少期に家庭環境が原因で心理的な傷を抱え、大人になっても対人関係や自己肯定感に影響を受けている人のことを指します。アダルトチルドレンなのかなと思っている人は、以下のような特徴を持つことが多いです。

  • 他人の期待に応えようと無理をする
  • 「自分が悪い」と感じやすい
  • 本音を抑え、他人に合わせすぎる
  • 自己肯定感が低く、自分を後回しにしがち

こうした傾向は、特にイベント時に強く出ることがあります。バレンタインでも「誰かのためにチョコを用意しなきゃ」と無理をしたり、「私がもらう資格なんてない」と自分を卑下したりしてしまうことはありませんか?

でも、バレンタインは「他人のため」だけの日ではなく、「自分のため」にも使える素敵な日なのです。

1. 自分にチョコを贈る

バレンタインは「愛を伝える日」です。それは他人だけでなく、自分自身にも向けてでもいいのですよ。普段頑張っている自分に、特別なチョコを買ってみましょう。「私は私を大切にしていいんだ」と思えるきっかけになります。

2. 「ありがとう」を自分に言う

アダルトチルドレンの方は、他人に感謝することが多くても、自分には厳しくなりがちです。バレンタインを機に、自分にも「ありがとう」と伝えてみませんか?

「いつも頑張ってるね。ありがとう。」 「辛い時も乗り越えてきたね。偉かったよ。」

心の中でつぶやくだけでも、自分を肯定する一歩になります。

3. 好きなことをして過ごす

バレンタインを「自分を喜ばせる日」として、好きなことを思いきり楽しんでみましょう。美味しいものを食べたり、好きな映画を見たり、ゆっくりお風呂に入ったり…自分のために時間を使うことが、自己肯定感を育むことにつながります。

4. 「受け取る」ことを意識する

アダルトチルドレンの方は「もらうこと」に罪悪感を抱くことが多いです。「受け取ってはいけない」「迷惑をかける」と思いがちですが、愛や好意を受け取ることで、心が満たされていきます。もし誰かからチョコをもらったら、「ありがとう」と素直に受け取ってみてください。

アダルトチルドレンの方は、「与える愛」に一生懸命になりやすいです。家族や友人、職場の人に気を配り、尽くしてしまうことが多いでしょう。でも、愛は「与える」だけではなく「受け取る」ことで初めて循環します。

バレンタインを通じて、「私は愛を受け取ってもいい存在なんだ」と少しずつ思えるようになると、心が穏やかになり、人間関係も変わっていきます。

バレンタインは、恋人や友人のためだけの日ではありません。自分を大切にし、愛を受け取る練習をする日にもできるのです。

  • 自分にチョコを贈る
  • 自分に「ありがとう」と伝える
  • 好きなことをして過ごす
  • 「受け取る」ことを意識する

こうした小さな行動が、アダルトチルドレン克服への第一歩になります。

バレンタインをきっかけに、あなたが少しでも自分を大切にできるようになりますように。

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