家事も子育ても頑張る40代女性へ。限界を感じる前に知ってほしい心のサイン

こんにちは。自分の本音がわからない専門セラピスト みきこです。

4月から新しい生活になり、もう少しで2か月がたとうとしています。あなたは自分の変化に気づいていますか?

子どもが学校に行く前に、朝ごはんを作って、お弁当を詰めて、洗濯機を回して。
仕事に行く準備をしながら、「今日の夕飯は何にしよう?」って、頭の中はフル回転。

夫が疲れているときは、自分の話は後回しにして、聴き役にまわる。
「少しでもすっきりしてくれたらいいな」と思って。
子どもたちの話にも耳を傾ける。なにか悩みがあるかもしれないから。

そして夜、やっと一息ついたときに思うのは――
「今日も、なんとか無事に終わったな」

そんな日々が続いていませんか?

誰かのために動くことが、あまりにも当たり前になりすぎて、
自分の声に気づかないまま、毎日が過ぎていってはいませんか?

「私は今日、どんなことを考えてた?」
「私は今日、何を感じてた?」
そんな問いかけさえ、ふと忘れてしまう。

誰かの期待に応えるのが得意なあなた。
空気を読むのが上手なあなた。
それは間違いなく、あなたの強みです。

でも、「自分はどうしたいか」を感じられなくなるほど
人に合わせてばかりいると、心は少しずつすり減っていきます。

そして、ある日突然――
「もう限界かも」
と、自分でも思いがけないかたちで感情があふれてしまうことがあるのです。

たとえば、こんなことはありませんか?

・ほんの些細なことで涙が止まらなくなる
・子どもの一言に、驚くほど強く怒ってしまう
・人と会うのがしんどくなって、何もしたくなくなる
・「私ばっかり」と、心の中で何度もつぶやいてしまう

頭では「大丈夫」「大したことじゃない」って思っている。
だけど、心も体もついてこない。
感情のブレーキが効かなくなってしまうんです。

でもそれは、あなたが「弱いから」じゃありません。
むしろ――限界を超えてがんばりつづけてきたからこそ、起こることなんです。

私自身も、かつてそうでした。
自分の気持ちにも、体調にも目を向けずに走り続けていた結果、
ある日、職場で突然倒れてしまいました。

その日を境に、体調を崩し、パニック症状が出るようになったのです。

「もっと早く、自分の声に耳を傾けていたら」
「無理してる自分に気づいてあげていたら」
そう思うことが何度もありました。

だからこそ、あなたには伝えたいんです。

「もう無理」となる前に、今の自分に正直になってほしい。
それは、わがままでも、甘えでもなくて――
自分を守るための、すごく大事な一歩なんです。

「もうしんどい」
「今日は休みたい」
「ちょっと助けてほしい」

そう思っても、どこかで自分にブレーキをかけてしまうこと、ありませんか?

「私ががんばらなきゃ」
「こんなことで弱音を吐いたら、迷惑だよね」
「周りのママたちはもっとちゃんとしてるし…」

そんなふうに思って、自分の本音を押し込めてしまう。
でも、それって本当に“正しい”ことなのでしょうか?

限界を知ることは、わがままではありません。
自分のこころと体を守るための、優しさであり、勇気です。

人にはそれぞれ、心のキャパシティや、体力、感情の波があります。
他の人と比べるものでも、評価されるものでもありません。

もし、大切な人――たとえばあなたの子どもや親友――が、
「つらい」「ちょっと限界かも」と言ったら、どうしますか?

きっとあなたは、こう言うはずです。

「無理しなくていいよ」
「つらかったね」
「少し休もうか」

同じことを、自分にも言ってあげていいんです。

「限界を知ること」は、自分を大切に生きていくための土台。
そしてそれは、家族や周りの人を思いやるあなたが、これからも元気でいられるために必要なことなんです。

心や体は、限界が近づくと小さなサインを送っています。

心のサイン

  • なんとなく毎日が「だるい」「重い」
  • 朝起きたとき「行きたくない」と思う
  • イライラしやすくなる
  • 感情の波が激しくなる、涙もろくなる
  • SNSを見るのがしんどい

体のサイン

  • 寝ても疲れがとれない、眠れない
  • 頭痛、肩こり、胃の不調
  • 食欲の変化(食欲が増す・減る)
  • 生理周期が乱れる
  • 急にドキドキしたり息苦しくなる

これらは「もう限界に近いよ」というあなた自身からのメッセージです。
気づいたら、立ち止まるサインかもしれません。あなたはどんなサインでていますか?これを機会に少し思い出してみてください。きっと過去にもあったのではないでしょうか?

限界のサインに気づいたとき、
大切なのは「すぐに何かを変えなきゃ!」と焦らないことです。

まず必要なのは、小さな立ち止まりと、今の自分に気づいてあげること

「なんかしんどいな」
「私、今がんばりすぎてるかも」
そう思えたなら、もう第一歩を踏み出しています。

ここからは、少しずつで大丈夫。
今すぐできる、“小さな対処法”をいくつかご紹介します。

🌿 1. 自分に「今、どんな感じ?」と問いかけてみる

忙しい毎日の中でも、1日1回でいいんです。

たとえば朝の洗面台の前で、あるいはトイレに座ったときでも。

「私、今どんな気分?」
「体は元気?疲れてる?」
「何か、モヤモヤしてる?」

こうやって自分の心と体に話しかけるだけで、意識が内側に向いていきます。

☁ 2. 「やらなくてもいいこと」を手放してみる

たとえば…

・今日の夕飯、品数を減らしてみる
・掃除は週末に回す
・子どものお弁当、たまには冷食を使う
・完璧な対応じゃなくて、8割でOKとする

自分を楽にする選択をするのは、甘えじゃありません。
**エネルギーを守るための“工夫”**です。

☕ 3. ひとつだけ「自分のためにすること」を決める

・10分だけコーヒーをゆっくり飲む
・好きな音楽をイヤホンで聴いて目を閉じる
・お気に入りの香りをハンカチにつけてみる
・ジャーナリングで、心の中をちょっと書き出してみる

「誰かのため」じゃなくて、「自分のため」にする時間を
ほんの少しでも持つことが、リセットの力になります。

4. 誰かに「しんどい」と言ってみる

信頼できる人に、ほんの一言だけでもいいんです。

「ちょっと疲れてて」
「最近しんどくてさ」
「聞いてくれるだけで助かる」

話すことで、気持ちの重さが少しだけ軽くなることがあります。
それは弱さじゃなく、自分を大切にする強さです。

がんばるのが当たり前になっているあなたにとって、
「立ち止まること」「頼ること」「緩めること」は、最初こそ勇気がいるかもしれません。

でも、それができるようになったとき、
心も体も、少しずつ元気を取り戻していくのです。

「今日の私、何を考えてたんだっけ?」
「私はどうしたい?」

そんな自分の声に耳を傾けることが、人生を取り戻す第一歩です。

私自身も、心が張りつめていた頃、
「人に頼ること」「一人じゃないこと」を感じて心が緩み、
いつの間にかパニック発作もなくなっていきました。

忙しい日々を変えなくてもいい。
完璧を目指さなくてもいい。
ただ、自分とつながる時間を少しずつ持つことで、
あなたの人生は確実に動き出します。

そして、誰かのためだけでなく、
「自分のためにも生きている」という実感が持てるようなります。

少し長くなりましたが、私も実感したこと。大切なことでしたのでお伝えしました。

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