こんにちは。
だいぶ梅雨らしくじめじめするようになってきました。
しかし、世界では、気温が51度で死者が例年より多かったり、
雪の降らない地域で雪が降り、水道管が凍結して水が出なかったり、
温暖化が進んでいるように思います。
今年の日本の夏はどのくらい暑くなるのでしょうか?
今日は忍耐と我慢の違いをお話したいと思います。
忍耐と我慢の違い
毎日の生活の中で、「忍耐」と「我慢」の違いに気づくことはありますか?
障害を持つお子さんの育児をする中で、また職場で、感じることもあるでしょう。
この二つの言葉が持つ意味の違いについて考えてみたいと思います。
忍耐の意味
忍耐は、感情を抑えるのではなく、感情をうまく使う力です。
例えば、お子さんが同じ行動を繰り返すのはよくあることでよね?
忍耐とは、イライラはしているけど、これはよくあることだと変換する。
そのうえで、見守る、理由を聞いてみる、観察してみて状況を把握し、次の手を考えたりと
冷静に対応し、子どもにとって最善の方法を見つけることができます。
なぜなら、冷静に対応することで、感情的な反応を避け、
子どもにとってより良い方法を考えられるからです。
忍耐は、自分自身の成長や人間関係の向上にも繋がります。
我慢の意味
一方で、我慢とは、自分の感情や必要を無視する行為です。
例えば、お子さんが同じ行動を繰り返しイライラする。
このイライラをしてはいけない感情を押し殺すことです。
その場ではよくできても、これでは、何度も同じことが繰り返されたら、
途中で感情が爆発してしまい、お子様にも悪影響で、それを、悔やむあなたもいるでしょう。
このようなことを長く続けるとあなたの心身に悪影響を及ぼします。
我慢は、一時的には問題を解決するかもしれませんが、
毎日我慢していたら、ストレスや疲労を増やし、あなたは自分の自信が持てなくなり、
うつ病や不安症になるリスクが高くなってしまいます。
忍耐と我慢の違い
では、忍耐と我慢の違いは何でしょうか?
忍耐は、感情を抑えるのではなく、感情をうまく使う力です。
例えば、育児の中で大変な状況に直面したとき、忍耐を持つことで、自分の感情を冷静に見つめ、適切な対応を考えることができます。
一方、自分の感情や必要を無視する行為です。我慢を続けると、心の中に不満やストレスが溜まり、やがて爆発してしまうかもしれません。
毎日の生活の中で、あなたの感情を無視してストレスを貯めないで、うまく感情を使えればいいと思いませんか?
その方法とは?
感情をうまく使う方法とは?
① イライラしたとき深呼吸をする
イライラしたときには、まず深呼吸をして一呼吸置くことで、
気持ちを落ち着けることができます。
また、それでもイライラが収まらないときには、
深呼吸を5回行うと怒りが収まり冷静になることができます。
② 感情を言葉にする
自分の感情を言葉で表現することが大切です。
例えば、「今、イライラしているなあ」と自分の感情を言葉に出すだけで、
冷静になることができます。
③ポジティブな面を見つける
困難な状況でもポジティブな面を見つけることで、感情をうまく使うことができます。
例えば、子どもが何度も同じ質問をする場合、あなたが「お子様がこのことに興味があるんだな」と考えることで、どこに興味があるのか、なにに納得していないのかなど、同じ質問ばかりで嫌だな、イライラするなという思いから、違う視点で、あなたが考えることができます。
④タイムアウトを取る
感情が高ぶっしまってどうしても冷静になれないときもあるでしょう。
そのときには、少し時間を置いて冷静になることが重要です。
例えば、別の部屋に移動して数分間静かに過ごすことで、冷静さを取り戻すことができます。
⑤リラクゼーション法を見つけておく
ヨガや瞑想など、リラックスするための方法を見つけておくことで、
感情をうまく使えるようになります。
例えば、夜寝る前に5分間瞑想をすることで、日中のストレスを軽減し、
冷静な気持ちを保てます。
いまは便利でYouTubeでそのような動画もあり、
きれいな音楽が流れ瞑想できたり、ヨガも5,10分くらいものもあります。
ぜひ活用してみてください。
我慢をして体を壊さないで
我慢はあなたが犠牲になります。しかし、忍耐には、ポジティブな意味があり、何かを目指して向かっていくという意味もあります。なんだかワンピースのルフィーのようですね。あんなに強いルフィーでも仲間に自分がつらいときには助けてもらっています。
もし、つらいな、一人では難しいなと思ったときには、ご連絡ください。