親なきあとはどう考える

こんにちは。

カウンセラー 美喜子です。

今回は、このような話題を取り上げようと思います。

親亡き問題といわれているけど

障害者だけでなく、親亡きあとは大変です。
しかし、障害を持っている方、また、何らかの理由で家に行ってしまっている方にとっては、大問題です。

・生活費
・住宅
・保険
・親の遺産
などいろんな話題が飛び交っています。今後の不安材料になるでしょう。しかし、惑わされてはいけません。

今の現状と、将来を考える

今、お子様にできることはなにか?また、親御さんにできることはなにか?まず、これが大切です。あるご家族は、親亡きあとに備えて、全部わかるように項目ごとに書き出していました。どこに何がある。申請書はいつ出すなど。それも大切なことです。

1.今の現状を理解している第三者がいること。

家族、親戚ではなく、第三者。例えば、相談員、事業所の方、福祉事務所、市役所など。あらゆるところに理解を求めておくことが大事です。

行政は、なかなか把握しきれないので、声を上げないと難しいです。しかし、把握してもらうことが、孤立を防ぎます。もし、なにか親にあったとき、一人で過ごすことが難しいお子様なのであればなおさらです。行政が難しいのであれば、民間の相談員でもなんでも相談できるところを作り、把握してもらうことです。

2.お子様の生活力を上げておく。

これは、重度の障害があっても、なんでも自分のできることを増やしておくことです。お金の管理、食事、困ったときにはどうする?など、できることを増やす。なんでもいいです。難しいことだけではありません。服を脱ぐ、顔を拭ける、トイレが人に教えられるなんでもいいです。それが、お子様の助けになります。

3.専門知識のある方、事業所とつながりを持っておく。

親に何かあったとき、一人で住めない方にとって、つながっておくことは大事です。一人で住めても、困ったときに頼れる場所がどこなのかそれは、本人にとって親がいるうちになれておくことは損はないでしょう。

注意点

兄弟に頼むそんなことを聞いたことがあります。それはやらないでください。なぜなら、兄弟には兄弟の人生があります。今は、面倒みるよといっても、将来状況はかわります。その時、放り出されても当事者は生活が成り立たないからです。

何もできないからと家族でかくまうこともやめてください。環境がかわれば、みなさん変わっていきます。たとえ別々で暮らしても、何年かたつと、環境に慣れ、今までできなかったことができることが多くあります。できないと決めつけ、家族しか面倒見られないなどと思わないてください。

親亡き後の問題は今から準備できる

たくさんやることがある、どれから手を付けたらいいかわからない。そう思われると思いますが、まず、今、当事者の現状を把握ことが大事です。それが難しいなら、行政に話しをしてもいいでしょう。高齢化社会で、現在、親のヘルパーさんで、お子様が家にいることも多く見受けられるようです。しかし、それは、お子様の支援はできません。こうなる前に、なるべくはやく相談をしてほしいと思います。