こんにちは、カウンセラーの美喜子です。
もし、あなたが周りのために一生懸命尽くして、自分の気持ちがわからなくなっているなら、このブログが役に立つかもしれません。子どもたちのことや親、仕事のことで忙しくしていると、自分のことは後回しになりがちです。でも、少しだけ自分に目を向けて、自分らしさを取り戻すことができる方法があります。
なぜ「自分らしさ」を失うのか
多くの人は、周りの期待に応えようとして、自分の本当の気持ちを抑え込んでしまいます。特に、親や家族のために頑張ってきた人たちは、幼い頃から「親のために動く」ことを学んできて、自分の感情を後回しにすることが多いです。
また、職場では管理職として多くの責任を背負い、部下や上司に対しても気を遣い続けています。家では、子どもたちや親の世話が待っている…。このように、周りのために動くことが当たり前になってしまうと、自分が本当に何を感じているのかが見えなくなってしまいます。
例えば、こんなことを感じたことはありませんか?
- 「いつも周りに合わせているけど、本当は何がしたいんだろう?」
- 「家族の期待に応えるのは当たり前だけど、最近疲れてきた…」
- 「自分の気持ちなんて、どこかに置き去りにしてきた気がする」
これらは、あなたが自分の感情を抑え込んでいるサインかもしれません。
自分の感情に気づく方法
では、どうやって自分の感情に気づき、自分らしさを取り戻すことができるのでしょうか?
まずは、「自分の気持ちに目を向ける」ことから始めましょう。これは、少しの時間でも構いません。例えば、夜寝る前に「今日はどんな気持ちだったか」を振り返ってみる時間を作ってみてください。最初は難しいかもしれませんが、次のような質問を自分に投げかけると、少しずつ自分の感情に気づけるようになります。
- 今日は何か嬉しかったことがあった?
- 誰かにイライラした瞬間はあった?
- 自分が無理をした場面はなかった?
このように、自分の気持ちに少しずつ目を向ける練習をしていくことで、感情に気づきやすくなります。
周りの期待に応えすぎない
次に大切なのは、周りの期待に答えすぎないことです。家族や職場の人たちがあなたに頼ってくることは当然かもしれませんが、限界を感じるときは「NO」と言ってみましょう。
例えば、家族が「今すぐこれをやってほしい」と頼んできたときに、「後でやるね」と返してみるだけでも、自分の時間を少し守ることができます。職場でも、「これ以上は難しいです」と正直に伝えることで、無理な負担を減らすことができます。
最初は「周りが失望するのでは?」と心配かもしれませんが、自分を守ることはとても大切です。あなたが心の余裕を持てば、家族や職場の人たちにも良い影響を与えることができます。
小さな「自分時間」を大切にする
自分らしさを取り戻すためには、自分だけの時間を少しでも確保することが大事です。特に、管理職や家庭の役割が大きい方にとっては、意識的に「自分だけの時間」を取ることが必要です。
例えば、15分の散歩や、好きな音楽を聴く時間、静かにお茶を飲む時間を作るだけでも、心がリフレッシュされます。その時間は、他のことを気にせず、自分だけのリラックスタイムとして過ごしてください。
このように小さな「自分時間」を少しずつ取り入れていくことで、少しずつ自分自身と向き合い、心の余裕が生まれていきます。
自分らしさを取り戻すことは可能
今まで、自分の感情を後回しにして周りに尽くしてきたあなたは、きっと素晴らしい人です。でも、それに疲れを感じているなら、今こそ自分らしさを取り戻すチャンスです。
毎日少しずつ自分の感情に気づくこと、周りに無理をして応えすぎないこと、そして小さな自分の時間を大切にすることで、あなたの心は少しずつ軽くなり、自分らしさを感じられるようになるでしょう。
周りに尽くすことも大切ですが、まずは自分を大切にしてみてください。あなたが自分を大切にすることで、周りの人たちもあなたの本当の姿を尊重するようになるかもしれません。
もし、どうしても自分の感情がわからない、もっと自分らしさを取り戻したいと思ったときは、カウンセリングもひとつの方法です。私も、あなたが「自分らしさ」を取り戻せるお手伝いをしたいと思っています。
自分を大切にし、自分らしく生きるための第一歩を、ぜひ踏み出してみてください。
おわりに
自分の感情を見失っていることに気づき、少しずつ自分らしさを取り戻すことはとても大切です。周りの期待に答えすぎず、自分の時間を大切にすることで、あなたはもっと自由に、そして自分らしく生きることができるはずです。
このブログが、少しでもあなたの心に寄り添い、助けになることを願っています。