こんにちは、カウンセラー美喜子です。
もし、あなたが周りの期待に応えすぎて、心身ともに疲れてしまっているなら、このブログが少しでもお役に立てたらと思います。40代の女性で、中高生の子どもたちの世話をしながら親と同居し、仕事でも管理職として多くの責任を背負っている…そんなあなたの毎日は、本当に大変だと思います。
なぜ他人に合わせすぎてしまうのか?
まず、なぜ私たちは他人に合わせすぎてしまうのでしょうか?
それは、多くの場合、周りの期待に応えたいという思いから始まります。特にアダルトチルドレンの方々は、幼少期に「親に迷惑をかけないように」とか「家族のために頑張らなければならない」という強いプレッシャーを感じて育ったことが多いです。その結果、周囲の期待や要望に敏感になり、自分の感情を抑えて他人に合わせることが当たり前になってしまうのです。
例えば、こんな経験はありませんか?
- 職場で部下の意見に反論せず、自分の意見を我慢してしまう
- 家族が頼んできたことを嫌だと思いながらも引き受けてしまう
- いつも「みんなが喜んでくれるなら…」と自分の感情を後回しにしている
こうした「他人に合わせる」習慣は、最初は「優しさ」や「気配り」と感じるかもしれませんが、続けているうちに心身に大きな負担をかけてしまいます。
他人に合わせすぎるとどうなるのか?
他人に合わせすぎることは、次第に疲れやストレスを蓄積させます。自分の感情を抑え続けると、無意識に心の中に不満や孤独感が積もっていきます。その結果、次のようなことが起こるかもしれません。
- 体調を崩す
- 自分に自信が持てなくなる
- イライラや不安を感じやすくなる
- 人間関係がぎくしゃくしてしまう
特に、40代の女性で管理職として多くの責任を負っている方は、家庭や職場の中で「頼られる存在」として、常に他人の期待に応え続ける状況に置かれやすいです。その結果、自分の感情が見えなくなり、疲れ果ててしまうのです。
自分を大切にするための5つのステップ
- 自分の気持ちに気づく時間を持つ
まず、自分の感情を確認するための時間を持ちましょう。毎日の中で、自分がどんな気持ちを抱えているのかを振り返ることが大切です。たとえば、寝る前に5分だけでも「今日はどんなことがあったかな?」と考えてみてください。次のような質問を自分に投げかけると良いでしょう。
- 今日、一番嬉しかったことは何だった?
- 誰かの言葉や行動で気になることがあった?
- 自分が無理をしてしまった場面はあった?
この習慣をつけることで、自分の感情に敏感になり、他人に合わせすぎていることに気づきやすくなります。
2.「NO」を言う練習をする
次に、周囲の期待に応えすぎるのではなく、少しずつ「NO」を言う練習をしましょう。無理なことを引き受け続けると、自分に負担がかかります。家族や職場の人に対して、「今はできない」と正直に伝えることが大切です。たとえば、次のようなシンプルな方法を試してみてください。
- 家族に「今日はこの用事はできないけれど、明日ならできる」と伝える
- 職場で「今の仕事は手がいっぱいです。後で確認します」と言う
「NO」と言うことは、自分を守るために必要なことであり、長い目で見れば周りの人たちにも良い影響を与えます。
3.自分の時間を確保する
自分だけの時間を意識的に確保することも重要です。忙しい日常の中でも、自分だけのリラックスできる時間を作りましょう。これには、次のような小さな習慣を取り入れることができます。
- お風呂にゆっくり入る
- 静かな時間に好きな本を読む
- 自然の中を散歩する
自分の好きなことをする時間は、心のリフレッシュにもつながり、日常生活のストレスを軽減する助けになります。
4.感謝の気持ちを持つ
自分の努力や成果に感謝することも、自分を大切にする一つの方法です。毎日、自分がやっていることや達成したことに感謝の気持ちを持つことで、自己肯定感が高まります。たとえば、次のような簡単な方法があります。
- 一日の終わりに、自分が良くできたことを書き出す
- 自分に対して「よく頑張った」と声をかける
このように、自分の努力を認めることで、心の中に自信と満足感が生まれます。
5.自分に優しくする
最後に、自分に対して優しくすることを忘れずに。自分に厳しくしすぎると、心が疲れてしまいます。自己批判をするのではなく、自分を労わることが大切です。例えば
- 自分に対してポジティブな言葉をかける
- 自分がリラックスできる活動をする
- 自分の感情を受け入れ、無理に変えようとしない
自分に優しくすることで、心の余裕が生まれ、より良い状態で他人と接することができるようになります。
最後に
他人に合わせすぎてしまい、疲れを感じている方へ。
あなたが今まで周りの期待に応えてきたことは、とても素晴らしいことです。でも、それと同時に自分自身を大切にすることも必要です。他人に合わせることを少し減らして、自分の感情や時間を優先することで、心の余裕が生まれます。
自分を大切にすることは決してわがままではありません。それは、あなたが幸せになるために必要なことなのです。
もし「自分の感情がわからない」「他人に合わせすぎて疲れている」と感じたときは、ぜひ一度カウンセリングを考えてみてください。私もあなたがもっと自分らしく生きられるようにお手伝いしたいと思っています。